「貴女が宝を持ち腐れているということなのでは?」という言葉にハッとしたフライデー。

こんにちは。栗原貴子です。

先週の金曜日、私を応援してくださっている方にお誘いいただいたランチの席で。

「ブログに『宝の持ち腐れをなくしたい』って書いてあったけれど。

それって、栗原さん自身のことなのでは?」

という言葉をいただき。


はっ!!!

そうなのか⁉

そうだったのか⁉


とシミジミしながら、歩いていた道すがら。


ビルの谷間ににひょっこり東京タワーが「現れた」ように感じた瞬間です。


昭和33年から、333mの高さを誇る東京タワーはずっとそこに「在った」わけで。私は5歳まで「東京タワーのふもと」に住んでいたので、見慣れた姿のはずなのに。現代では高いビルが増えたことで「ひょっこり出現」する感じになっております。


目撃すると嬉しくなる建造物。


自分の持ちうる「チカラ」を持ち腐れているという自覚ありありでございます。


なぜ「持ち腐れていた」のか。


答えは、その翌日の土曜日に開催した高校時代の恩師を囲む集まりで判明しました。


私は自分が宝を「発揮」すると「ろくでもないこと」が起きる、と社会人になってから思うようになっていたのです。

「ろくでもないこと」とは。

怒られる、嫌味を言われる、疎まれる

といったこと。

要するに「世間でうまくやっていけない」ということですね。


同級生たち、恩師たちと語り合った当時のエピソードを総合すると。

高校時代まで、私はかなり”尖って”おりました。

とんがりエピソードの中でも「おぬし、やるな」と我ながら思ったのが「逆に先生を謝らせた」話。


それは、高校の任意参加のスキー合宿の出来事でした。

消灯時間を過ぎてもおしゃべりが止まらないのは、女子高生にとって当たり前のことですが「夜、おしゃべりにふけっている」ことがある先生に見つかりました。

仮にA先生としましょう。

A先生、私たちを廊下に正座させました。

そして、長々と説教し、私たちの睡眠時間を削っていった上に。

(早く寝ろ、ということと矛盾)

自分の説教に激高しはじめ、一人ずつビンタしはじめたのです。

私は最後にビンタされたのだけど。


その瞬間「ぶたれるほどのことを、私たち、しましたか?」と

しごく冷静に、淡々と反論開始。


罰の重さが

罪のレベルと

まったく釣り合って

ないんですけど?


最終的にA先生は「すまん、つい……」と謝ったわけですけれど。


謝ればいいんですか?

だったら、私たちも

「ごめんなさい。もう寝ます」

で済んだんじゃないですか?

寒い廊下で正座させられる必要、

どこにあるんですか?


とまで言った 笑


体罰がいけない


ということの本質を私は「しでかしたことと罰が釣り合ってない」ことにあると思っています。


JKがおしゃべりに夢中。

「お前ら、早く寝ろよ」

で済む話だもの。


私の「宝」の中には。


論理的思考。

公平性。

素早い判断。

恐れ知らず。


といった言葉で表現すると分かりやすいモノがあるのだと思うのだけれど。


そんな”尖った”部分を丸くしたのは、社会人になってから。

若い女のこういう態度は年長者には「ウケが悪い」ですし。

「ウケよくしろ」という指導も行われますからね。


でも、振り返ると「ひとかどの人」や「本当に偉い人」「偉業を成し遂げている人」ほど私のそんな部分を「おもしろい」「見どころがある」と言ってくれていました。


叩くのは、分かりやすく例えると勤続年数だけで役職がついたような中間管理職の人たち。


自分に絶対的な自信がないから。

若い女の言動にムキになったのだな、と今は分かるけれど。

二十歳そこそこのお嬢さんには、そんなことわからないので。

「”尖って”はいけないんだ」

と学習していったのだろうな、と思います。


そして。

「ひとかどの人」「本当に偉い人」「偉業を成し遂げている人」は、結果があるから自信があるのではなく。


「絶対的な自信があったから、今がある」ということなのですよね。


「栗原さん自身が宝を持ち腐れているのでは?」と指摘してくださった方も。

そういう方です。


そんな経験から思うのが。


その人自身の自信のなさ由来の

「批判」の声は

「右から左にスーッ」と流して。

脳に一瞬たりとも留めないこと。



「よい」と言ってくれる人の声に耳を傾け。

「こうしたら、いいのでは?」という建設的な声に耳を傾けていくこと。



それが。

「自分の宝」を活かす方法なのだな、と思ったのでした。


今日も読んでくださってありがとうございました。

みなさまの毎日にププッと笑顔があふれますように♪
























きもの伝道師 貴楽 Kiraku/栗原貴子

箪笥で眠っているきものを目覚めさせることは、地球の未来を守る一歩になる。 そんな風に思っています。 従来よりもカンタン、涼しい、ラクチンな着付け方法を開発。 着付けパーソナルレッスンも承っております。