浴衣で在宅ワークしたいのですが、どうでしょう?

こんにちは。

きもの伝道師・貴楽です。

久々の自撮りは「私にとってはおNewだけどNewじゃない浴衣」です。


先日、「きものを着たい」という友人と一緒に、参りましたのが「時代布と時代衣装 池田」さん。


リサイクルを多数、取り扱っていらっしゃいます。

私は友人を「ご案内した」ぐらいで、お店では池田由紀子さんが直々に、色々と着物を出して羽織らせてくださって。

「わあ」

「ほう」

「素敵」

と堪能しておりましたところ、浴衣のコーナーから、こちらの浴衣が登場!

この幾何学模様は麻の葉といいます。大きい麻の葉模様の中に、小さい麻の葉がいっぱいあります。白地に紺という「浴衣と言えば白地に紺だよね」というオーソドックスさがとても好き。

「素敵ですね!!!」

目を輝かせる私。

「栗原さん、身長は?」と池田由紀子さん。

「164㎝です!!」

「そんなに高くていらっしゃるのね。ああ、これなら大丈夫ですよ!」

「わあ! ください!」

即決。

浴衣の購入を秒で決めるという、有閑マダム気分も味わえて。

お値段3000円。

という大変にお買い得なお買い物でございました。


少々、私には身幅が広いのですが、そこは着付けのテクでフォローできる範囲です。元の持ち主の方はどんな方だったのかな? ちょっと小粋でお仕立てもツウな感じがしてるので、踊りのお稽古用の浴衣かなあ? とプロファイリング。


リサイクルきもの業界では私は巨人群です。

なぜなら今、リサイクル市場に出回っているお品の元の持ち主の方が世代的に150センチ台の方が圧倒的に多かった、という事情です。つまり、そのぐらいの身長の方ならば、選択肢がたくさんありますよ。


さて。


おうちで一度、お洗濯をして私にとっておNewの浴衣にアイロンがけ。

ううう。

着たい!!! ということで、着て自撮り。

エアコンをかけて自宅で仕事をしていると、半袖ではちょっと冷えるんです。

でも、浴衣だとほどよいとブログを書いていて気づきました。

「浴衣で仕事をしようか」

と急に思いつく。

半袖にカーディガンなどを羽織るのはじつは、ちょっと暑い。その点、浴衣には身八ツ口という脇の下のスリットがあるので、快適度は圧倒的に高い。足元も浴衣はいわゆるマキシ丈なので冷え予防にちょうどいい。しかも帯は「姿勢をキレイに保つ効果」があるので、PC操作しているときもなんか、ラクなんだよね。。。


問題はzoomミーティング。

画面に突如、あらわれる浴衣姿の女というのは、パンチがありすぎやしないか。

ミーティングの参加者の装いもカジュアル、ラフ傾向ではある。カジュアル、ラフつながりということで浴衣が参戦していいのだろうか。いくら「カジュアル」「ラフ」の仲間とは言え、そこはかとなく漂う「お祭り」「花火大会」な雰囲気がチームの士気を下げたりしないだろうか?


それにしても、想像していた以上に快適♡


今年の夏はお祭りとか縁日、花火大会など浴衣でお出かけするシーンは期待できませんが。そもそも、浴衣はそういうイベント用のコスチュームというわけではありません。

夏の普段着として、お召しになってOKですし。

ちょっと飲みに行こうかな、というときとか。

ちょっとお散歩に行こうかな。

スーパーへのお買い物に浴衣でお出かけ。

そんな感じで楽しんでOKなんです。とかく家にいてください、といわれる今日この頃。クーラーをガンガンつけたい男性と冷え性な女性の攻防の対策として、女性が浴衣をお召しになるのは、円満な解決策でもありますよ。


今日も読んでくださってありがとうございました!


みなさまの毎日に、ププッと笑顔があふれますように!



寄稿いたしました! コロナ禍で私が感じたこと、経験したことを綴っております。



きもの伝道師 貴楽 Kiraku/栗原貴子

箪笥で眠っているきものを目覚めさせることは、地球の未来を守る一歩になる。 そんな風に思っています。 従来よりもカンタン、涼しい、ラクチンな着付け方法を開発。 着付けパーソナルレッスンも承っております。