【開かずの箪笥】きもの(帯)の整理 ステップ1

こんにちは。栗原貴子です。

開かずの箪笥の整理術 ステップ1の動画はすでにアップしていたのですが、ブログのほうが遅くなっちゃいました。お待たせしてしまってすみません!


「開かずの箪笥」をお片付けするとき、まず「きもの(帯)を整理」から始めます。

整理には4つのステップがあります。


ステップ1 きもの(帯)を「用途」(種類)で分ける

ステップ2 きもの(帯)を「状態」(汚れ、痛みなど)で分ける

ステップ3 きもの(帯)を「季節」で分ける

ステップ4 きもの(帯)を「感情」で分ける


本日は、ステップ1の「用途」(種類)で分ける をお伝えしますね。


用途は大まかに2つに分けることができます。

①礼装用

②外出着


それぞれ、みていきましょう。


①礼装用

フォーマルウエアのことです。

訪問着、振袖、留袖、喪服など着ていくシーンや年齢が限定されます。

生地の質感はやわらかく「てろん」とした手触りのものがほとんどです。

(まれに、紬の訪問着という例外もあります)

礼装用で締める帯は袋帯に限定されます。

また、茶道をたしなまれていた方は色無地と呼ばれるフォーマルなきものをお持ちである場合も少なくありません。


②の外出着は洋服で言うならばワンピースやツーピースがふさわしいシーンで着用します。

紬、小紋、付け下げなどがあります。

紬はシャキッとした質感ですが、小紋や付け下げは礼装用の着物と同じように「てろん」とした素材の「やわらかもの」と呼ばれるものもあり、ちょっと見分けがややこしいです。

これらの帯は洒落帯と呼ばれる、袋帯や名古屋帯、半幅帯を締める装いです。


②の外出着に分類されるきものと帯をそれぞれに分類するのは、ちょっと知識が必要です。

なので、ここでは大まかに①礼装用 ②外出着 の2つで分類しましょう。


①と②の分類をするときには、一枚一枚を見分せずに機械的に仕分けるのがおススメです。

どちらに該当するのか判断に迷ったものは「保留」にカテゴリーしておきましょう。

パッと見て浴衣である、と分かるものは「浴衣」として仕訳けておくとよいです。


「開かずの箪笥」に入っている着物や帯の点数が多い場合、この仕訳にも時間がかかるかもしれません。点数が多い方は、一日ですべてを片付けるのではなく、数日間にわたって1ステップずつ進めていくのがおススメです。



SNSなどでのお知らせもあまりしておりませんし。

YouTubeのチャンネルでの情報の整理も今一つな状況なのに、ご覧くださっている方々がいらしてとてもうれしいです。

ありがとうございます!

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます!!



動画はコチラです!


きもの伝道師 貴楽 Kiraku/栗原貴子

箪笥で眠っているきものを目覚めさせることは、地球の未来を守る一歩になる。 そんな風に思っています。 従来よりもカンタン、涼しい、ラクチンな着付け方法を開発。 着付けパーソナルレッスンも承っております。