今日も読んでくださってありがとうございます。
こんにちは。栗原貴子です。
暑さにめっぽう弱いタチであることが、この夏、確定いたしました。
暑さで血管が拡張する夏は「高血圧の人は血圧が落ち着き、低血圧の人はますます低血圧になる」季節なのですよね……。
秋めいてきた瞬間、活動的になって我ながらビックリしております。
この夏、色々な人から、色々な言葉をかけてもらいました。
(って、通年で「色々な言葉」をかけてもらっているのだけど)
それらを総合して。
気づいたのは。
「私は世の中から宝の持ち腐れをなくしたい」
ということでした。
箪笥に眠るきものはもちろんのこと。
「在る」のに「活用」されていないもの。
不動産もそうだし。
何かのスキルもそうだし。
発掘されていない才能もそう。
そういうのに対する「もったいない」という思いが強いのは。
私自身が「秘めた才能よりも、できないことに注目された過去」があるからなのだと思います。
幸運なことに「国語が得意で文章が上手」という才能を18歳のとき、家庭教師の先生に発掘いただいたので、こうして筆一本で21年も生きてこられました。
「持ち腐れている宝」ってほんのちょっとのきっかけで、いきなり「宝」に変身できるのですよね。
鉛筆スケッチというアプリで画像を鉛筆画風にしてみました。
パーソナル着付けレッスンを受けてくださった和美さんが、受け継いだ箪笥に眠っていた着物です。
「宝の持ち腐れ」から「宝」となった瞬間に。
このきものが、活躍してくれる。
それって、環境を考えた行動でもあるわけです。
私のマンションの向いに、誰も住んでいない元官舎の建物があります。
某省庁のものでしたが、現在は区の所有となっています。
昭和の団地、みたいな外観です。
数年前まで管理人と思しき人が暮らしていましたが、今はその方もいなくなりました。
この近所、それなりに地価が高いです。3階建ての小さ目の一戸建てが億を超えます。
旧官舎のことを
もったいないの極みハイツ
と密かに陰口をたたいているのですが。
千葉県の台風被害で家が壊滅的な状況になっている方も多い今。
これまでの自然災害で家屋を失われた多くの方々のことを思うたびに。
「ここに
住んじゃ
ダメなの?」
と忸怩たる思いが湧き起こります。
つい数年前まで、管理人と思しき人が住んでいたので。
それって、つまり。
危険じゃないってことでしょう?
(危険なのを放置していたら、それはそれで問題だけど)
おうちがない、ということで困っている人がいるのに。
行政の所有の「おうち」がこんなにある。
(23区内には、この手の「もったいないの極みハイツ」がたくさんあります)
こういう。
古いモノを活用するという発想がないことが。
今あるモノを大切にするという発想が薄れたことが。
今の自然環境の破壊につながっているわけであり。
今あるモノを活用する、というところにお金をかけるようにして、経済を回していけばいいんじゃないかと思うのです。
私にできることは何だろう? と考えると。
「箪笥で眠るきものを目覚めさせる」ことだけど。
それによって、衣料品の大量破棄を少しでも減らせたらいいな、と思う。
シンプルに「きものが着られるようになると嬉しい」というのはもちろんだけど。
きものを着るようになると、不要な服を買わなくなるのですね。
1、2回袖を通しだけのきれいめワンピースがクローゼットにしまい込まれることもなくなる。
それって、個人レベルでは節約でもあるわけで。
そんな価値観が浸透していったら、いいなあ、と願っております。
この夏、色々な人から色々な言葉をかけてもらったことで、まとまってきた「私」の想いのひとつ。
胸に秘めていたこの想いを。
パーソナル着付けレッスンを受けてくださった恭子さんが、私の胸の内など知らないのにドンと背中を押してくださって。
「箪笥で眠る着物を整理する」ということへのアプローチを今、準備しております!!!
本日も読んでくださってありがとうございました。
みなさまの毎日にププッと笑顔があふれますように♪
0コメント