お財布に優しくきものを楽しめますよ、の一例をご紹介!

こんにちは。栗原貴子です。


先日、「2020年、ずいぶんとお財布に優しくきものを楽しめるようになりました」と書きました。

本日はその一例をご紹介。

この着物は秋田八丈という草木染の袷(あわせ)です。

袷とはお洋服で言うところの裏地がついたもので、着用シーズンとしては10月から5月とされております。とはいえ、ここ数年の気象状況ですと地域によっては10月、5月はもう暑く感じるかも。


リサイクル店で購入したので、胴裏(どううら)や八掛(はっかけ)もついている、お仕立て上がっている状態でした。胴裏、八掛は裏地のことです。

リサイクル店でよいお買い物ができるかどうかのキモは「サイズが合う」という点にあります。

私は身長164㎝と日本人女性の平均身長158㎝よりも6㎝ほど大きく、リサイクル店で求める場合はかなりのノッポさんになります。

しかし、この秋田八丈は「え? 私、これ誂えたっけ?」というぐらいのジャストサイズでした。

気になる価格は……。


なんと

15000円!!!

(ジャパネットたかたの前の社長の声をアテレコしてね)


じつは18000円だったのですけれど(それでもお買い得だけどね)。

これを購入したのが7月だったのですが、「新しい着物を買うつもりなかったけど、こんなに寸法がぴったりということも珍しいし。今月お誕生日月だから、自分へのプレゼントです」となんの気なしにつぶやいたんです。

そうしたらお店の方が「では、私からのお誕生日プレゼントということで15000円にさせていただきます! とってもお似合いですし、寸法もぴったりですし」とお値下げしてくださったのでした。


「えええ? 

いいんですかあ?」


と黄色い声が出てしまいました。


幸せの黄色いハンカチならぬ、幸せの黄色い着物として私のワードローブの仲間入りを果たしたわけです。


その後、四半世紀以上もファン心をこじらせてしまったトヨエツ様を拝む日にも着用。

「きゃ~~~~~~」

と無意識のうちに黄色い声を上げてしまった、という「黄色い声が出ちゃう幸運の着物」となっております。


くどいようですが15000円です。


もちろん正絹、表地も裏地もシルク100%です。


今の時代はこんな風に、きもの道への入り口がとっても広く入りやすくなっております。もちろん、高級品もたくさんあるし、お金をかけようと思えば天井知らずな世界ですけれどね。それって、どんなことにも通じることですよね。


きものライフを始めよう、と思ったらもちろん、着付けをマスターすることが欠かせません。とはいえ、着られるようになると、お財布にやさしくきものを楽しむことができるようになっちゃうので。


「着られたらいいな~」なんて思いを抱いていらっしゃるようでしたら、ぜひぜひ、パーソナル着付けレッスンにいらしてくださいね。


今日も読んでくださってありがとうございました。















きもの伝道師 貴楽 Kiraku/栗原貴子

箪笥で眠っているきものを目覚めさせることは、地球の未来を守る一歩になる。 そんな風に思っています。 従来よりもカンタン、涼しい、ラクチンな着付け方法を開発。 着付けパーソナルレッスンも承っております。