【レッスンレポ2】こんなに素敵に着付けをマスターされました!

こんにちは。栗原貴子です。

昨日、23日は第2回目の着付けパーソナルレッスンでした!

モニターとしてレッスンを受けてくださった和美さんは、私に「きものについての知識や経験をお伝えする」ということを、引き出してくださった方。

着付けパーソナルレッスンを始めるにあたって、たくさんの恩人に恵まれた私ですが、和美さんは「最初のひと」なのです。

そして、着付けパーソナルレッスンへのお申込みも「最初のひと」になってくださいました。


じつは、正式にレッスンをスタートする前に、和美さんに一度、浴衣の着付けをお教えしました(そして、その体験が私に「着付けをお教えする」ということの喜びを与えてくれたのです)。その後、自主練習に励んでいただき、この日は「長襦袢を着て、半幅帯を締める」というステップに。

半幅帯の締め方は「貝の口」です。


レッスン前日に歌舞伎座で歌舞伎鑑賞をされた和美さん。


「歌舞伎座で3階席のときは、帯がお太鼓だと後ろの方が見えにくくなるって、気づいたのよ」と教えてくださいました。

お太鼓の場合、椅子の背もたれにもたれにくくなるので、浅く腰掛けることになります。

すると頭の位置が通常の座り方とは変わってしまうので、後ろの席の方の視界を遮るのだそう。

確かに、お太鼓の帯は「小さ目のリュックをしょったまま」ぐらいの幅がプラスされます。

貝の口ですと、このように背面にぴったりと寄り添う帯結びになります。椅子に腰かけるときも、お洋服と同じように背もたれに背中をくっつけることができます。


和美さんのきものは、お母様の箪笥に眠っていた、とっても素敵なバラの模様の銘仙。

丈が少し短かったので「丈が短めのときの着付け」をお伝えしました。


ちなみに、丈が少し短め、というときは、きものを着るときの腰ひもを締める位置を、おはしょりの具合を見ながら、下の方にずらしていきます。


着て脱いで、もう一度着て、また脱いで、着て、やっとこさ休憩。。。。

休憩をしたのちに「もう一回、最初から着ましょうか!!!」

はい。私、けっこう鬼コーチです(;^ω^)

すると。。。



こんなに美しいきもの姿に!!!


「これで歌舞伎、いけるかしら?」と和美さん。

「もちろんです! もしも着物警察に『あら、半幅帯?』と言われたら『今日は3階席なので後ろの席の方の視界を遮らないように貝の口にしましたのよ』とおっしゃってください!」


貝の口は歌舞伎をはじめ、映画などで「後ろの方にも配慮しつつ、自分の座り心地もラク」という点でぴったりです。

ただひとつだけ、弱点があります。

体を動かしているうちに、帯が緩んできやすいのです。なので、お出かけの際には帯締めをプラスして安定感をアップするのがおススメ。

帯締めをすると、正面からみたときのきちんと感もアップします。


昨日のレッスンでは、着付けのほかに「袷、単衣、夏物のおさらい」「大うそつき、二部式襦袢などの簡易的な長襦袢の選び方」「襟元を整えるための衣文抜きについて」「草履について」などのお話もいたしました。


和美さん、レッスンを受けてくださってありがとうございました♡


着付けパーソナルレッスンでは「まったくの初心者なので浴衣から覚えたい」「浴衣に半衿をつけてきもの風に着たい」「おさらいをしたい」「着付けをブラッシュアップしたい」といったリクエストに沿った、レッスンを行います。着付けだけでなく、お財布にやさしいアイテムの揃え方などもお伝えしております。


浴衣から徐々に着付けをマスターしていきたい、という方。

短期間で効率的に取得したいという方。

おうちにあるきものを活用したいという方にぴったりです。

お申込みお待ちしております!

きもの伝道師 貴楽 Kiraku/栗原貴子

箪笥で眠っているきものを目覚めさせることは、地球の未来を守る一歩になる。 そんな風に思っています。 従来よりもカンタン、涼しい、ラクチンな着付け方法を開発。 着付けパーソナルレッスンも承っております。