こんにちは。きものナビゲーターの栗原貴子です。
いきなりの自撮りで恐縮です。
上の2枚の写真で着ているきものは「デニム着物」です。
帯は浴衣の時に締める半幅帯。
浴衣との違いは「半衿」がある、という点のみ!
私は「うそつき襦袢」というものを着用しております。
このように「浴衣の着付け+α」できものは着ることができるのです!
「デニム着物」は街着として着るのにとっても便利。雨が降っても心配ご無用ですし、焼き肉もラーメンもカレーうどんもどんとこい!です。(カレーライスはスプーンでいただくのできものでも平気なのですが、ちゅるちゅる系はリスクが高い)
帯は2パターンで締めてみましたが、帯が違うだけで雰囲気ががらりと変わるのも、きものの楽しみのひとつ、ですね。
もちろん、一般的なきものを半幅帯で着こなすこともOKですので、普段のオシャレに「きもの」を取り入れることって、そんなにハードルが高いことではないのです。
でもね。
ビギナーさんであればあるほど。
「ちゃんと着たい」
っておっしゃるの。
私もそうだったから、わかるわ~! その気持ち。簡易的なお下着とか、うそつき襦袢とかじゃなくて、オーソドックスに長じゅばん着て、帯もお太鼓結びたいのよね。
わかる~!
でもって、ベテランさんになればなるほど「テキトーで大丈夫」ってなるのも、世の常。きものに限らず、あらゆるジャンルで「プロ」になればなるほど「好きにして大丈夫」「楽しければいい」「おいしければいい」ってなっていくんですよね。
一昔前、ワインブームがあった時に、ワインのうんちくを語るのが流行り、高級ワインを飲むのがかっこいい! みたいなムードが高まったけれど。
某世界的なソムリエ様は「おいしければ、安いワインでもいい」とおっしゃっていたものです。
私もきもの歴四半世紀を超えたのでやっと言えるようになりました。
「オシャレとして楽しめれば、きものは自由でいいんですよ」って。
自由なところから入っていって、自分の感性を広げていった方が断然、楽しいし。
経験しながら、知りながらブラッシュアップしていけばいいだけのこと。
オーソドックスな着付けというのは、高級ワインを知識ゼロのままで、いきなり購入するようなものなのです。
まずは「ワインのおいしさ」を知ることが大事だし。
自分が「どんなワインが好きなのか」を知っていくことが大事だし。
その上で、だんだんと銘柄に詳しくなっていって。
「コレ」というワインを選べるようになっていくのだと思うのです。
(たいしてワインに詳しくない上に、ワインは悪酔いするため苦手なのですが、どうしてワインで例えているのでしょうか。私は)
きものもまずは「楽しさ」を知っていくこと。
着付けの「手順」を覚えていくこと。
そうやって、自分の好みを知っていくと「こういうきものを着たい」っていうのがだんだん、具体的にイメージできてくるものです。そうやってイメージを膨らませていったほうが、お気に入りのきものや帯にも出会えるのですよね。
え~! きものってこんなに簡単なの?
とビックリしていただけますと嬉しいです。
今日も読んでくださってありがとうございました。
皆様の毎日にププッと笑顔が溢れますように♪
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