【開かずの箪笥】きもの(帯)の整理 ステップ3

こんにちは。栗原貴子です。

開かずの箪笥の整理の4つのステップ

ステップ1 きもの(帯)を「用途」(種類)で分ける

 ステップ2 きもの(帯)を「状態」(汚れ、痛みなど)で分ける

 ステップ3 きもの(帯)を「季節」で分ける 

ステップ4 きもの(帯)を「感情」で分ける


今回はステップ3 きもの(帯)を「季節」で分けるです。

ステップ2で仕分けしたものを「袷」「単衣」「薄物(夏物)」に分類します。


礼装用、外出着ともに袷は裏地のあるものです。

単衣は裏地がないものです。

薄物(夏物)は絽、紗といった「透ける素材」のものです。


この「季節」は着用シーズンの違いになります。

袷は10月から5月

単衣は6月、9月

薄物は7月、8月

という風にいわれております。けれど、昨今の気温では、10月、5月はもう袷ではかなり暑いのも事実。着用シーズンにとらわれずに、気温に応じて着る人たちも増えています。

ただ、結婚披露宴などのフォーマルなお席では上記のシーズンを守った方がよいこともありますので、一応、覚えておいてくださいね。


ステップ2で「汚れや痛みがあり、お手入れをしない」と決めたものは、ステップ3の作業に入らずに、そのままにしておいてOKです。


ステップ1からステップ3までを進めていく中で

・礼装と 普段のお出かけ用  

・お手入れが必要なモノ と お手入れ不要なモノ

・袷(あわせ)、単衣(ひとえ)、夏物

に仕分けることができたと思います。

これにより 

「普段に着られるの袷のお手入れが必要な着物」

「礼装用でお手入れ不要な袷」


と言う風に分類できるようになりました!


お手入れは費用がかかりますので、その条件もお手元に残すのか、それともお役御免とするかの判断基準になりますね。

ここまで、あくまでもモノとして見つめ、思い出や感情などを込めずに淡々と仕分けをしていただきました。

いよいよ、ステップ4では「感情での分類」に入って参ります!


ステップ3の動画はコチラからご覧くださいね!

今日も読んでくださってありがとうございました!



きもの伝道師 貴楽 Kiraku/栗原貴子

箪笥で眠っているきものを目覚めさせることは、地球の未来を守る一歩になる。 そんな風に思っています。 従来よりもカンタン、涼しい、ラクチンな着付け方法を開発。 着付けパーソナルレッスンも承っております。