こんにちは。栗原貴子です。
私が行っている着付けレッスンは、マンツーマンのパーソナルレッスンです。
今日は「どうしてマンツーマンのパーソナルレッスンなの?」について書きますね。
理由 その1 着付けプロセスにおける「苦手ポイント」には個人差があるから
振り返れば、着付けは「できない時代」に想像していた以上に、覚えてしまえば簡単なものでした。
手順のひとつひとつをしっかり押さえながら、手順がわかるようになればオッケーです。
でも、この手順。着付けのプロセスの中に「苦手なポイント」というのが誰しも、必ず出てきます。この「苦手ポイント」が「難しい」イメージを作ってしまうのですね。
例えば、私は左右失認と呼ばれている傾向を持っているので、グループレッスンで一列に生徒が並び、先生と向き合って教わっているとき、右左が分らなくなってしまうタイプでした。なので、分からなくなるとオタオタして難しく感じたのです。
これは、着付け以前の左右失認のせいですね。
左右失認のある人って、「右折」とかいわれると一回、脳内で漢字変換して「ああ、右か」と理解するとか。エレベータの「閉まると開くボタン」を間違えたりするのです(閉まるボタンを押しながら、エレベーターめがけて小走りになっている人に向かってニコニコと『待ってますよ』の表情を浮かべる、ってそれは私だけかもしれませんが)
ひとり一人、異なる苦手ポイントにフォーカスするとグループレッスンの場合、そこはクリアできている人は「待つ」ことになります。ほかの人を待たせてしまうと焦りますし、焦っているとしっかり覚えられないという悪循環に陥る。なので、パーソナルレッスンがベストだなと思うのです。
理由 その2 「覚え」も個人差が大きいから
覚える、という行為にも実はかなりの個人差があります。レッスンをしていても、それはけっこう実感します。これは、決して頭の良しあしではなくて、これまで経験されてきたこと、が関係しているように思います。
お料理に例えると、「包丁を握ったことない人」と「普段から自炊している人」では同じメニューを学んでいたとしても完成までの時間も異なります。それと同じようなイメージです。
理由 その3 「覚えた!」のタイミングにも個人差があるから
勉強に仕方が人によって異なるように。記憶したり、習得するということにもかなり個人差があります。私はレッスンの途中で、休憩を入れるタイミングを見計っています。お疲れ具合、というのもあるのですが、ある程度、仕上がったところで「休憩」を入れ、オヤツを食べながら違うお話をします。そして、休憩後、また最初から着付けをしてもらいます。
この「休憩」と「違う話」というのがじつはミソなのです。
インプットだけだと知識って定着しません。
必ず、アプトプットが必要です。
休憩前にひたすらインプットし、休憩での会話でアウトプットとインプットをし、休憩後にアウトプットに集中してもらうことで、着付けの手順をじわじわと体に覚えさせていくのです。
レッスンは半日かけて行いますが、オヤツ休憩も2回はいります。
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このように、個人差に応じたレッスンを行うことで、確実に覚えていただく、というのがパーソナル着付けレッスンの狙いです。そう、私は「たしなみのお稽古」としてではなく「本気で覚えて」いただきたい!! と思っているのです。
習得に期限がある方や、何度もレッスンに通うのは難しい方、すぐに着物ライフを楽しみたい方にぴったりです!!
「本気で覚えていただきたい!」などというと「厳しそう」とか「きちんとしないと怒られそう」みたいに思われちゃうかもしれませんが……。
実は私、「とっても適当」「楽天的」といいますか、根性や気合に関しては弱い。果てしなく弱いんです。
「きちんとしていそう」に見えるのは、「面倒くさいことを回避するため」です。
ライター業で締め切りを守るのは、「締め切りを守らないことによる面倒を避けるため」であり、約束を守るのは「約束をリスケする面倒を避ける」ため。
「めんどくさい事態」を想定して、それを回避するための方法を考えたら。
いっけん、ストイックに見えてしまうパーソナルレッスンにたどり着いた、のでした。
そう、パーソナルレッスンがいちばんラクに着付けを覚える方法なんです。
レッスンでお会いできますこと、楽しみにしてますね~。
今日も読んでくださってありがとうございました。
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