こんにちは。栗原貴子です。
今日は、私の自己紹介を兼ねて「1回ずつのパーソナルレッスン方式」を採用した理由について書きますね。
私はフリーランスのライター、コピーライターを21年続けて参りました。
そして、今も続けております!!!
きもの歴は四半世紀超えですが、当初は「趣味」というか「幼いころからのきものへの憧れを大人になって実現した」というような感じでした。
きもの着られて文章も書ける、ということで雑誌の連載をするようになって。
誌面やイベント登壇などもするようになりました。
そういう機会に私が「お伝えしたい」と思っていたのは一貫して「きものって、想像しているほど難しくも大変でもないですよ」ということ。
そして、「気軽に、手軽にもっときものを楽しめる世界になればいいな」という思いでした。
呉服業界は右肩下がりで市場規模が縮小し続けております。
その中で、素晴らしい伝統工芸や技術が姿を消しつつあります。
需要がなければ、商売として成り立たなくなりますからね。
商業的な意味で、このような衰退や淘汰、というのはどんな業界でも避けられないこと。
でも、伝統や技術が「消えてしまう」のはもったいない!
そんなジレンマを覚えつつも、そこを「変えていく」ために必要なのは、「きもの着たいなあ」と思っている「潜在顧客」を「引き上げること」であり。
私が担えるのは「引き上げる部分」だと思っておりました。
興味のある人を集めるので、後はそれぞれの業界の方が、すくいあげて~~~!
けれど、そうはうまくいかなかった。
私が登壇したイベントは色々なスタイルがありましたが、入場無料のフリースペースで開催するようなものの場合、ワーッと大勢の方々が集まってくださったのですね。
でも、その先につなげられなかった。
私の力不足もあったと自覚しつつ。
長年、広告業界でライター、コピーライターをしてきた経験から僭越ながら言わせていただくと「見込み顧客を確保するマーケティング」にも、課題が山積しておりました。
きものも浴衣もそうですが「そもそも、自分で着られない」という方がほとんどなのです。
ならば、その部分を解決する手立てを講じなければ、売れないのは当たり前です。
「お買い上げの方に無料で着付けをいたします」
というサービスはありがたいと思う。
でも、それって「映画館に足を運ばないと映画を観られない」のと同じとも言えます。
上映時間、上映場所が決まっているので、そこに自分のスケジュールを合わせなくてはいけないわけで。
ハードルが高くなります。
今の時代、映画もDVDやネット配信で「自分で自分の好きな時に、好きな場所で観られる」わけです。
「わざわざ、足を運んで~」という生活様式は、どんどん減りつつあります。
銭湯に行かなければ入浴できなかった時代、銭湯通いは「当たり前」だったけれど。
今では「娯楽やリラクゼーションとして、スーパー銭湯などに出かける」時代。
このような時代の流れの中では「自宅で」や「自分で」というのは必須なのです。
自分で着られないモノを買う
というハードルは昔もあったことでしょう。
でも、右肩上がりで経済成長していた頃と、今では消費者意識もまったく違います。
バブルの頃ならば「まずはお道具から揃えちゃおう」という人も多かったと思うんです。
買った後で、習得すればいい、という発想ですね。
これはこれで、「高いお金を出して買ったのだから、何としてでも習得しよう」という気持ちが高まるので、いいことだったのでは?と思うのです。
でも、今は化粧品を筆頭に「お試ししてから判断」というのが常識です。
社会人になったころにはバブル崩壊していた、氷河期世代の私ですが、無謀にも「お道具から揃えちゃった」タイプでした。なので、揃えちゃうとモチベーション高まるよね、というのもよーくわかるんです。
一方で、失われた30年を過ごしてきて、今はすっかり「お試ししてから判断派」。
ひとりの人間の、消費者意識や行動がすっかり変わっている。
前振りが長くなりましたが、1回ずつの着付けパーソナルレッスン方式にしたのは、このような自分の経験がベースになっています。
浴衣であれば1~2回でマスターできます。
それは事実です。
その上で「きものも着られたら楽しいだろうな~」と思うのか。
「とりあえず、浴衣が着られたら大満足」なのか。
ご自分で浴衣を着て、感じてほしくて。
なぜなら「とりあえずカリキュラムだから」と消化することに意識が向いちゃうと、せっかく覚えたはずの着付けを忘れてしまうんです。
人の脳って、そういう風にできているんですよね。
フリーランスのライター、コピーライターを21年続けてきた中で、様々な専門家に取材をしてまいりました。
脳科学や心理学、精神医学といったジャンルの専門家に取材をする機会も多く、人の脳や心のしくみについてスペシャリストから直々に講義を受けるような、取材経験を数々させていただきました。
何かを学ぶときの「意識の在り方」ってとっても大事、ということを知りました。
「覚えよう」という意識で向き合うか。
「とりあえず出席しよう」という意識で向き合うか。
この違い、とーっても大きい。
そして、私は「絶対に着られるようにお教えします」を自分のレッスンのウリにしたいのです。
とはいえ、女性は日々の暮らしの中で、体調の良い時期とそうでない時期があったり。
(そして、こういうタイミングのときは集中力も落ちるもの)
ご家族の行事や、色々なことでご自分が後回しになりやすくもある。
だから、フレキシブルなに対応できるしくみ、が理想的だと考えたのです。
いろいろ書きましたが、
ムリなく、ムダなく、ストレスなく。
ご自分と向き合いながら、着付けを覚えていただけるしくみをご提供すること。
ご自分がどう感じているのかにも耳を傾けながら、
浴衣やきものを着ることを「好き」になってほしいから。
パーソナルレッスンというスタイルを採用いたしました。
貴女の浴衣&きものデビューを全力でサポートいたします♪
よろしくお願いいたします!
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