念願の「笑いヨガ」を体験し驚きの効能を実感しました(個人の感想です)

昨日、目黒の蟠龍寺にて開催された「笑いヨガ」を体験した。

きっかけはFBでお友達の美幸さんのイベントへの参加表明しているのを発見したこと。即座に「一緒に行ってもいいかな?」とメッセージをしたところ「いいとも!」と返信いただいた(注 実際のメッセージのやりとりとは異なります)。


「笑いヨガ」体験は数年越しの念願であった。

まだ、テレビをそれなりに視聴していた頃、ある番組で笑いヨガが紹介されていた。大の大人が集まってひたすら笑っている様子に、テレビの前でつられて笑いながら憧れた。いつか、やってみたい、と思ったがそのままになっていた。能動的に行動を起こすほどではないが、そこはかとなく「やってみたい」という感じ。


お寺での催し、という点もそそらていたので、開場時間ピッタリに到着した。お参りを済ませてから会場入りすると、なんと開催スペースは本堂であった。

スマフォトグラファーMIYUKI(スマホでの撮影が上手な美幸さんに僭越ながら献上した肩書)がいつの間にか撮ってくれていた一枚。お寺での笑いヨガということで、タイ製の曼陀羅模様風なプリントがお気に入りのボトムスで参上。


お寺の本堂体験といえば、たいていがお通夜やご葬儀、法要で「笑ってはいけないシチュエーション」である。笑ってはいけない場所ランキングベスト3に入る場所で、思う存分笑えるという事態に、すでに笑いがこみ上げてきた。


参加者がそろったところで、副住職のご法話を拝聴してから、インストラクターのJUNKOさんによる笑いヨガがスタート。


笑いヨガはただ笑う、というものではなかった。ひと言で説明するならば「ヨガの呼吸法と無邪気な笑いという言動によって、脳の働きをコントロールする」というものだ。なので、冒頭は「脳トレ」からスタートした。例えば、「〇〇が好きな△△子です」と自己紹介をし、次の人は前の人の自己紹介をすべて復唱してから自己紹介するというルールでの自己紹介タイム。


これによって、脳が活性化するのだそう。


インストラクターのJUNKOさんの隣に座っていた私は、暗記する自己紹介がJUNKOさん1人分だけで大変ラッキーであった。この自己紹介方法の場合、インストラクターの隣に座るのがおススメだが、右回りか左回りかによって暗記する自己紹介が「一人分」か「全員分」になるか、そこは運命の分かれ道である。


自己紹介の次は、後出しじゃんけんで勝つ、というもの。楽勝である。しかし、「今度は後出しじゃんけんで負けてください」とJUNKOさん。これが、私はできなかった。どうしても勝ってしまう。ほかの人たちは回を重ねるごとに負けていけるのに。とうとう最後の最後まで負けることができず、自分の業の深さにたじろいだ。


負けず嫌いもほどほどにね、わたし。


左右の手をバラバラの動きにするなど、脳が大混乱したのちにいよいよ「笑いヨガ」スタートだ。といっても、漫才やギャグが繰り出されて笑うのではなく「面白いことなどなくても笑う」のである。


ウソ泣きの笑い版、といった感じ。


今回は走ったり、手を大きく上げて「やったー!」と大声を出すといった動作も加わった。この動作、最初は超恥ずかしい。「うふふふふ」「あはははは」と笑いながら、大の大人が大の大人を追い掛け回す。しかし、やっているうちにだんだん、本気で面白くなってくる。


本堂のガラス戸の格子の向こうに、参拝客がいることに気づいた。お賽銭を入れて拝んでいるが、本堂には「うふふふふ」「あはははは」な集団がいるのである。声も聞こえていることだろう。


撮影/スマフォトグラファーMIYUKI 


この格子戸の向こうが本堂。すりガラスではなく透明なガラスがはまっているところから、参拝の方にはご本尊が見える。

「うふふふふ」とやっているとき、ガラス越しにお参りをしている方と目が合ってしまった。


ご本尊かと思いきや曼陀羅模様風の服を着たパーマネントの「うふふふふ」と笑うオバサンを発見した参拝客の方の心情は、いかばかりなものだっただろうか。

「今、たまげていらっしゃいますね?」と聞きたくなるようなお顔に失礼ながらも思わず、「ブッ」と本気笑いがこみ上げた。


子供は1日に300回、笑うんですよ、とJUNKOさん。

でも、大人は「週に1度しか笑わない人」が5人に1人いるのだという。


確かに「うふふふふ」「あはははは」と本堂をかけずりまわる体験は、子供時代を彷彿とした。何が面白かったのかさっぱり覚えていないけれど、駈けずり回りながら笑っていた記憶。


いい感じに笑って体を動かした後には横になってダウンタイム。すぐに「解散」すると、大笑いの反動で気分が落ち込んでしまうのだそう。


JUNKOさんの声に誘われながら、横になって目をつむる。

リラックスとはこういうことね! という至福の時間。

撮影/スマフォトグラファーMIYUKI


終了後、境内にてお参り。こちらは江戸時代に歌舞伎役者がおしろいに含まれる鉛の害に苦しみ、おしろいをお地蔵様のお顔につけて願をかけたというルーツを持つ「おしろい地蔵」。立札の文字も読めるように撮影するテク、さすがです。


帰り道、汗をかいた私たちは塩分を欲していたのだろう。美幸さんと私は道々のラーメン屋さんをはじめ、飲食店を未練がましく眺めながら駅を目指した。

「ビール飲みたいね」

「しょっぱいものも食べたいね」

「そういうお天気だよね、今日は」

今日は帰らなくちゃ、といっていた美幸さんの口説き方を私は心得ていた。

「駅の近くにね、クラフトビールやコーヒーが飲めるカフェがあるの。もし、今日、お時間あったらと思ってたんだ~(にっこり)」


撮影/フォトグラファーMIYUKI



ハッピーアワーというラッキーにハッピーレベル急上昇した私たちは「1杯だけ」のつもりが2本ずつご注文。念願の塩分もナッツとオリーブで摂取。


美幸さんと別れて帰宅後、ある商品についての相談LINEが入るも「今、酔っぱライターなので」と返信。しかし、なぜか私の脳は冴えており、やりとりの末、ブランディングの方向性が見えた。


「笑いヨガ」→「友達と軽く飲む」→「冴える」

ということなのだろうか。

一夜明けて、素面の状態でLINEのやりとりをもう一度、確認したがやっぱり「冴えて」いた。


ということで、「笑いヨガ」は大変おススメです。


今日も読んでくださってありがとうございました。


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きもの伝道師 貴楽 Kiraku/栗原貴子

箪笥で眠っているきものを目覚めさせることは、地球の未来を守る一歩になる。 そんな風に思っています。 従来よりもカンタン、涼しい、ラクチンな着付け方法を開発。 着付けパーソナルレッスンも承っております。